2019年06月20日

2019/6/8-14らくがき似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵
直近約一週間にアップしたらくがき似顔絵の中で1枚を取り上げて解説します。

アップした日付・映画やドラマのタイトル・劇中に出ていた人物(=私が描いた人物)の名前
・劇中役名(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略。)


6/8『ファイブ・イージー・ピーセス』ヘレナ・カルアニオテス(パーム)
6/10『続花と龍 洞海湾の決斗』神木真寿雄(清七)
6/11『水戸黄門天下の大騒動』加藤博司(菊太郎)
6/12『着流し奉行(TV)』今福将雄(中井勝之助)
6/13『夢犯』山路和弘(木崎)
6/14『鬼龍院花子の生涯』高杉かほり(花子)


の中での今週の一枚。
『夢犯』の山路和弘さんも惜しいが線が汚かったので、こちら
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TVドラマとは思えぬ出来栄えだった、岡本喜八監督演出の
1981年製作CX時代劇スペシャル『着流し奉行』から、
ストーリー進行に重要な役割を持ったデスクワーク仕事の侍、中井勝之助役の
今福将雄(正雄)さんの絵にしました。

今福さんは、ググれば画像ヒットするのでお顔を見ていただければ
お分かりでしょうが、大変脇役に向いてらっしゃる存在感あるお顔をしています。
更に今作での侍役も喜怒哀楽の大きい全然侍らしからぬ、中間管理職の困った上司と
いったコメディリリーフ的キャラです。
こう聞くと「描き易い顔」と思われがちですが、さにあらず。
世の中で「似顔絵描くの楽でしょう」と決め付けられてるであろう顔は、
私にとっては難儀な作業になることが多いです。
似せるのが難しい、とは言いません。
似顔絵描き始めた頃とかバイトで似顔絵してた頃と違い、
まず普通に似顔絵描くだけなら特に「描き易い顔」と「描き難い顔」はもはや無いためです。

まず、特徴の無い顔の人間はいないことです。
似顔絵を描かれるのに得な顔をしてる人と損な顔をしている人は居ますが。
しかし何を持って人は「描き易い顔」と断定しているかというと、
顔および顔内パーツ(または体型)の大小が極端か、
顔内パーツの配置が極端、
もしくは性質が顔の表情に絶えず現れている、または意図的に現している
ってところでしょう。
それは『似顔絵を描かれるのに得な顔』であって描き易い事とは別。
今福さんは得顔に入るタイプのお顔と言えるでしょう。
しかし「特徴あるから描き易いでしょ?」はお門違いです。

似顔絵を似せることが難しいわけではありません。
私にとって『似顔絵は面白くなければいけない』
これが絶対です。
そうでなければ似顔絵を描く意味が無いです。
似せることは当たり前として面白く描く=本人より絵の方が面白くなければいけない
このことが難儀なことはあります。
これが出来てないと絵が本人に負けることになり、
これもまた似顔絵として意味が無いといってもいいでしょう。
いわゆる「描きやすいでしょ?」な人はインパクトのある顔だったり体型だったり、
豊かな表情や醸し出す独特の雰囲気などを持つ人が多く、生半可な絵では本人の魅力が引き出せません。
その人がどれだけ面白い存在であっても絵の方が面白くなければならない。
ここが難儀なところです。
で、この絵はとゆーと、このドラマでの今福さんの名演に何とか負けずに済んだってところでしょうか。
危ないところでしたってカンジ。

この絵の眼目は「目」。正確にいうと目の小ささ。
目を見開いていてドラマ内のキャラの「はぁ?なんだー?」な、
恫喝のような驚いてるような表情を出すようにしているのだが、
目自体は相当小さくしたかったので、瞳の位置がわずかでもずれると効果がないため
らくがきとはいえ慎重に線を引いた覚えがある。
ほとんど写実で特筆すべきパーツの記号化は無いが、
今福さんの演じたキャラがかなり立っていて、劇中の1シーンの表情を
そのまま表したく思い敢えてそうしました。



プロ似顔絵師ポリスケの『にがおえやさん』
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2019年06月07日

2019/5/30-6/6らくがき似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵
直近約一週間にアップしたらくがき似顔絵の中で1枚を取り上げて解説します。

アップした日付・映画やドラマのタイトル・劇中に出ていた人物(=私が描いた人物)の名前
・劇中役名(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略。)

5/30『三池監獄凶悪犯』平沢彰(銀行辰)
5/31『ヒズ・ガール・フライデー』ビリー・ギルバート(ベティボーン)
6/1『悪名無敵』大杉育美(お君)
6/2『関東無宿』山口吉弘(本ちゃん)
6/3『忍びの者 霧隠才蔵』磯村みどり(茜)
6/4『海へ~See you~』大橋五郎(吉井竜)
6/5『魚河岸の女石松』二階堂有希子(石川陽子)
6/6『晴小袖』鳳八千代(おのぶ)

の中での今週の一枚
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小沢茂弘監督『三池監獄凶悪犯』で銀行辰役の
平沢彰さんの絵を取り上げて解説します。
平沢彰って誰だよ!?ですね。


この絵が似ているかは、平沢彰さんをググっても良い画像が
ヒットしないと思うので映画を観て判断してもらうしかないのですが、
まぁ見る人も少ないでしょう。あんまオススメもしないです。
(小沢監督ファンですけど、今作はヒット作を狙いすぎたが故のイタさが
悲しかったので。)まあ似ているとゆー前提で話を進めます。

この平沢さんの絵の眼目は「余白」ですね。
この人は、顔の面積に比して顔内のパーツが中央に集まっているタイプの
お顔の人です。更に正確に言うと、
パーツが集まっていると言うより顔の面積が広いがためにそう感じる
タイプではなく
顔の面積はさほどでも無いがパーツが中央に集まっている
タイプ。
よって顔をデカく描くとゆーよりパーツを中央に寄せる描き方にしてある。
顔の大小。これは描く身体の大きさ及び肩の描き始め箇所でそう調整したつもり。
そんなデカ顔には見て感じないはず。

平沢さんの顔は、パーツの近さの中でも目と目の間が特にそう『見えます』が、
実際測ったりしてないし、他者との比較をしてもそう何センチも近いわけでも無い。
あくまで『そう見える』=『感じ』たことであって
似顔絵は実際見えているものを描くのではなく感じたことを描く
ものですから、ここをどう描くかってこと。
実際はそれほど接近していない目を感じたように描く=目と目を極端に近く描く
ことになるのですが、それは似顔絵上の誇張な描き方。
まぁそれでもいいんですが、私のこの絵はそうはしていない、と言うか狙いが違う。
目と目や他のパーツも中央に近いってことはそれ以外の顔の面積が広い=顔の余白が大きいってこと。
余白、つまり空間を活かす省略を強調した描き方をしてある。
第三者がパッと見て「真ん中に集まってる顔してんなー」ではなく
「のっぺらぼうの真ん中になんか顔が描いてある」的な印象を持ってもらえれば成功ですね。

絵の構図は、顔内パーツ配置が重要なので真正面に描く一択のみ。
表情は、映画上の役=凶悪囚人が自己紹介の口上中、から取った。
あと記号化については、吊り上がった薄い眉を横に一本化に描き、
眉間のシワと鼻筋も同化させて一本化した縦線と縦横クロスさせて、
眉+眉間+鼻筋の3箇所を二本の線ですっきりとさせつつ
あくまで似せるための線の選択になっていることが良いところではないでしょうか。




プロ似顔絵師ポリスケの『にがおえやさん』
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2019年05月29日

2019/5/22-29らくがき似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


5/22『多羅尾伴内 十三の魔王』竹脇昌作(アナウンサー)
*似顔絵描くのにメガネに拘る人がいます。形とか色とか。
芸人さんとかそのメガネをかけてることがウリであるとか、
明らかに個性的すぎるメガネをかけてるとか、はたまたモデルから
メガネをしっかり描いてくれと指定がされない限り、
大体でいいです。かけてるのが分かってればいい程度にしておいたほうが。
つーかテキトーな方がいいのです。
映画:今シリーズ初(?)カラー作品なのだが、まさかの弊害。
カラーになったことで妙に現実感が出てしまい、
嘘で構成されてるこの世界が急にバカバカしく感じられてしまった。
なんてこった。


5/24『海から来た流れ者』筑波久子(ルミ)
*筑波さんってこんな顔だっけ?な疑問がちらついてしまっていて
セクシー肉体派娘時代と随分違う顔に見えてしまったのだが、
この映画製作年代からすると、そんなに老けてるはずもないのだが??
さりとて見た映画からの情報を重視せざるを得ないのであるわけだし。
と、誰にとってもどうでもいいマイルールもあって、
結局絵は「太ったアバズレ」なだけのものになりました。
映画:世に名高い「小林旭の渡り鳥シリーズ」
と、全く同じ原作・主人公キャラクター・出演者・製作年代・製作配給会社
で作られた「小林旭の流れ者シリーズ」その第1作目。
現代では絶対こんな滅茶苦茶な映画製作不可能です。素晴らしいです。


5/25『海を渡る波止場の風』山内明(塚越)
*失礼ですが、山内さんを知らなかったら
これぞ正に「どこぞのおっさん」を描いただけのものとなっております。
強烈な印象化が(少なくともすぐに閃いたり)出来ない顔の人も
勿論居ます。無理に誇張したりすると類似度が下がるので、
そのままで描いちゃうしかない人、こういう人も(先日どこかで書きましたが)
損顔と言えます。
映画:旭の流れ者シリーズ2作目。前作では良い意味での「日活活劇の馬鹿さ」が
弱く物足りなかった山崎監督演出。今作では改善されて馬鹿になっててよかったです。


5/26『南海の狼火』堀恭子(田代千津)
*これもまた堀さんて女優を知らないと「すげー顔したおばさん」
なだけの絵としか思えない。まぁ知ってたら尚更酷い顔に描いてるのが如実なんですが。
しかしなんだか絵(線)が固いのは描いた私もこの方を知らないからですね。
『描き手がどれだけ対象を解っているのか』は重要なことです。
映画:流れ者シリーズ第3作。山崎監督も日活イズムが染み付いてきたのか
「撮りながらストーリー考えてんのか?」な、行き当たりばったり感まで会得。


5/27『多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ』堀雄二(福村警部補)
*眼。黒目を描かずに白目だけにする描き方は、漫画でワルモノキャラに
使われたりしますが、似顔絵では相当に被描者=対象人物のことを
理解していて且つ人物キャラ設定が決定済みでないと手を出してはいけない描き方。
またそれによる効果は、決定済みのキャラ設定が描き手以外の人たちとも
共有できていないと効果がない。
うかとやるもんじゃないですよ、ってこと。
映画:片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズの一本。チエゾーお気に入り小沢茂弘が
監督してる。まだ当時若い小沢演出がラスバトに特にパワフルでマンネリシリーズに
新味を与えてます。


5/28『居酒屋兆治』佐野秀太郎(桐山少年)
*この人は役者ではないのでしょう。クソ真面目な高校球児役をやってる兄ちゃんにしか
見えなかった。よってまぁ糞真面目坊主頭高校生を描いたってだけの絵。
映画:東映任侠物以後の高倉健の出てる映画は、外国製作映画以外、ほぼ高倉健の一人舞台を
眺めるだけのアイドル映画と言って良いと思います。
よって高倉健に全く興味がない人が見てしまうと大変辛い時間になってしまうのでご注意を。


5/29『海賊八幡船』高桐真(陳赤竜)
*あんま強烈なメイクとかしてる役の人を似顔絵として描かない方が良いです。
現実の人物がそんなカッコしてるから面白いのであって、
それを漫画のように描いても現実に負けるから。それでも描くなら肖像画のように
リアルに真面目に描いた方がバカっぽさが出ます。
映画:時代劇ブーム後期にデビューし、その明るさとテンポの良い演出で時代劇に
新風を吹き込んだ沢島忠監督。予算もたっぷりの海洋ロマン時代劇大作である
今作は、その演出が空回り気味でちょっと悲しい。


今週の一枚
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2019年05月23日

2019/5/15-21らくがき似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


5/15『昼下がりの情事 古都曼荼羅』青山美代子(ちさ子)
*前にも書きましたが歯の記号化について。開いた口の中に線を入れると歯に
見える。真ん中に縦に1本引く前歯が目立っている『歯』そのものを描いた
ことになり、2本線を入れると意地悪そうなどの『性格』を描く記号になり、
3本引くとみっちりした歯並びの記号となり、また『歯』そのものを
描くことになる。
映画:ロマンポルノは(確か)10分に1回エロ入れれば監督の好きなように
撮ってよいため若手監督が野心的作品を作っていて、なかなか
感心するものも少なくない。食わず嫌いなく観てみよう。


5/17『女囚701号さそり』横山リエ(片桐)
*目の隈(クマ)を描きたい場合、下瞼の真下に目の近くに沿って描く。
目と遠い距離で引くと眼窩の窪み線に見えるから。
また下瞼ラインとほぼ同じ長さで引く。
これが目頭から線を引き始めて目より短い線で引き終わると
加齢のシワに見えるから。
映画:単独としては初監督作品となる伊藤俊也の、低予算を逆手にとった
撮り方が奇跡的な効果を生んだ傑作。


5/18『ふたりの死刑囚』袴田秀子(本人)
*見た目は、本当に婆さん(を描いた絵)のらくがき。
似てなきゃ単なるラクガキですが似てれば似顔絵になる。
一枚絵としての完成度が高くても似てなきゃ似顔絵としては失格。
映画:名ドキュメンタリー連発の東海テレビ制作ドキュメンタリーを映画化したもの。
映画化って言ってもテレビのものをそのまま映画館で流しただけでしょうが。


5/19『惜春』石山律(彦太郎)
*全部のパーツを必死に描く必要はなく、逆に眼目の箇所以外は
力抜いて描いた方がメリハリが出るので良いでしょう。
一枚絵としての完成度を競っているわけでは無いので。
この石山さんの絵は
眉と目パーツが眼目で、配置と形およびドラマでの
キャラクター上の表情をこの二つに込めていて、
鼻は石山さんの鼻の形をそのまんま描いただけ、
口はドラマキャラの人となりを出す記号としてだけのもの
となっております。
ドラマ:今は絶滅した1時間枠の単発TVドラマ。今見てみると
1時間で収めなければならない工夫が実によくされてますね。
今作も正味46分を過不足なく使い切っている脚本が実に好感持てます。


5/21『暁のガンマン』マリオ・アドルフ(ハリー)
*「人の良さそうな大男で何か不満気な情けない顔」
な絵に見えます。まぁそう描いたから当たり前なんですが、
映画上のキャラは入っているわけ。ではそれでマリオさん本人に
似ているのかどうか、です。私は似ていると思いますので(とりあえず)
似ているとしましょう。よってこの絵は
似ていて更に表情が豊かな絵になっている、わけです。これで似顔絵として合格です。
なお、大きく感情を出している顔を描く時は、描く対象の人物を掴んでいないと
似せられないと思います。
映画:コメディマカロニウエスタンですが、あんま笑えなかった。


今週の一枚
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2019年05月16日

2019/5/8-14ラクガキ似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


5/8『悪太郎』小島和夫(小石)
*「似顔絵は誇張すること」とよく聞きますが、
『省略』することの意義を他の人から聞いたことないです。
まぁ私が情弱なための情報不足なだけでしょうが。
しかし省略はとても重要なことです。
描き込めば描き込むだけより似ていく、訳ではありません。
見て得た情報を全て描くと情報が散漫になります。
敢えて描かない方が情報が洗練されるのです。
五語-七語-五語だけで表現する俳句は、短い言葉だけで世界観が表わされています。
正確には「表わされているように感じる」です。
そう感じるのは人間に想像力あるからです。
敢えて描かない方が見る人間の想像力に訴えることができるからです。
映画:熱狂的なファンのいる鈴木清順監督作。しかし観ていて感心したのは
何気ない庭や室内セットの美術=木村威夫の仕事っぷり。


5/9『多羅尾伴内シリーズ 戦慄の七仮面』高原秀麿(手塚)
*稚拙な肖像画とも言えるような絵ではあるが、どことなく味が
ある絵とも言える。まず、表情が出ていること。そしてらくがきとは言え、
線が見られる位には引けているからでしょう。だったら毎回これくらいの
線を引けってところですが、やる気にムラがあるからねー。
映画:片岡千恵蔵多羅尾伴内シリーズの1本。チエゾーの名推理っぷりがすごすぎる
ってのもだが、出てくる脇役達の殆どが犯人(の一員)ってのも慣れると楽しい。


5/11『一万三千人の容疑者』田畑孝(高井刑事)
*この役をやった田畑さんを知らなければ、クールなデカ顔男の絵って
だけにしか見えませんが、知らなくとも何処と無く味のある絵に見える。
わざと左右非対称に描いたことによる効果ですね。勿論それを狙ったわけですが。
映画:吉展ちゃん事件が解決した翌年に制作された際物映画。
なんか冒頭にヒューマニズムな言い訳入れてますけど、最新のショッキング事件を
扱ったキワモノ。


5/12『女必殺拳』早川絵美(絵美)
*本当にラクガキ。デビューしたての全然洗練されてない新人女優の
ロクに映らぬ画像から絵を描くのがそんなに嫌だったのか?
顔全体記号化されてるし、マヌケさも伝わるのだが、一枚絵として
見られることを全く意識してない。ラクガキという名の下に手抜き全開です。
映画:その昔、世界でブームのカンフー映画。それに乗っかるだけの
実に見上げた志の低さで制作されて尚且つシリーズ化もされた志保美悦子主演
空手映画の第1作目。主演志穂美よりサニー千葉が目立ちたくてグイグイ出てきます。


5/14『女必殺拳 危機一発』琳大興(本位田蝶三郎)
*ヌンチャクを振り回してるだけの狂人キャラを、描いただけのイラスト。
しかしもう情報がそれだけしかなかったのでこれは仕方ない。
映画:上記女カンフー映画シリーズ第二弾。鈴木則文&掛札昌裕作の
実に安っぽさが堪らない前作ばりの脚本のテイストはそのままに、
監督山口和彦のカズヒコテイストが今作ではスパーク。


今週の一枚
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プロ似顔絵師ポリスケの『にがおえやさん』
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2019年05月10日

2019/4/30-5/7らくがき似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


4/30『主水之介三番勝負』入江若葉(お千代)
*かなりやる気のない絵だということが見てすぐ分かる駄作。
ノレない時は無理して描かない方がいい。仕事でなければ。
かと言って自分の描きたい顔ばかり描くのは更に駄目ですけど。
映画:時代劇映画も廃れつつあった1959年に制作され、それなりに盛り返すことに成功した
「新吾十番勝負」シリーズ。その夢よもう一回ってことで1965年にしつこく制作された映画。
って解釈で合ってると思う。


5/1『黄金の指』ウォルター・ピジョン(ケーシー)
*長いキャリアを持った俳優さんのキャリア末期の爺さん時代のを描いた。
目の描き方。丸の真ん中に点をつけただけにしてある。
これは老人特有の白目が殆ど見えなくて黒目だけしか見えない眼のつもり。
つまり丸は白目でなくて黒目。真ん中の点は黒目でなくて瞳孔な訳。
ですが、このままだと凄く強い四白眼を描いたと思われてしまう。
それを防ぐのには色。丸箇所に色を塗っておけば白眼には見えなくなる。
映画:ジェームズ・コバーンが仲間と共に華麗なるスリテクニックを披露する
痛快犯罪映画。とはならないところはアメリカンニューシネマな時代に作られた
からでしょうか。観た後はすっかりショボショボ気分になります。


5/2『キューポラのある街』鈴木光子(ヨシ江)
*単なる「地味そうな女子中学生のイラスト」を描いただけな絵になっているが、
これは敢えてそう描いた。殆ど滅多にこんなものは描かないから許される。
「こーゆーのも別に描けますけど、こんなんばっかりじゃどうしようもないです。
色々な描き方してありますので他のも見てってください」ってところでしょうか。
なるべく違う描き方をしてるつもり。らくがきなりに。
映画:吉永小百合代表作ってことでタイトルはやたらと有名ですけど、
観るべきものは、肉がパンパンに張った過剰健康顔のサユリより、新人浦山桐郎
監督演出と浦山師匠今村昌平脚本。


5/3『鷲と鷹』ジョン・デイヴィス・チャンドラー(フェアー)
*役者本人にも映画のキャラにもキッチリ似てる出来。
眠いような笑ってる目の記号化と印象化が派手さはないがハマってて、
配置のバランスも微妙に非対称に崩してあるところも良い。
ただし、そんな有名でもないこの役者を知ってる人で、尚且つこの無名
映画を観たことがあり、且つ記憶している人しか解らない=殆ど誰も分からない
ことが最大の問題でしょう。
映画:「撮ったフィルムを全部繋げて流しちゃいました」的なダラダラ映画。


5/4『ラ・ジュテ』ダヴォス・ハニッヒ(男)
*「辛気臭さしかない外人おじさん」なのですから、その辛気臭さを
出せばよかったのに、なぜか要らないコミカルさで描いてある。
コミカルなところが欲しければ、辛気臭さを突き詰めた絵にする。
するとそこにはコミカルさが感じられるようになっている。
真面目すぎるとそこには笑えてしまうものが発生する現象みたいなもん。
余計な邪念が入ってしまうと、この絵のように痛いものになってしまうとゆー
反面教師絵。
映画:フランス製のアイデア賞な短編SF映画。


5/5『花と竜』波多野博(役人)
*眉毛は眉間から左右に対称形に伸びているのが普通。
大きな感情を現したりするのに非対称に描いたりしますが、
眉間を中心として左右鏡写ししたような対称形が基本形。
今作は同じ形の左眉と右眉を二つ並べたように描いてある、
かなり珍しい描き方を敢えてしてある。この「敢えて」は
上記したように成る可くいろんな描き方をしているから。
『似顔絵にはこういう描き方もあります』提示ですね。
まぁ多くの「敢えて」は実験的なものであんまし成功してないような
気がしますが、今回のは割と上手くいってる方かな、と。
映画:たくさん映画化されてる作品で今作の主人公は中村錦之助。
明治時代とはいえ現代劇の錦之助に違和感。


5/7『タンポポ』高木均(中華街のおやじ)
*ほうれい線とかのシワ。加齢を出す為だけの、安易なものにだけは
絶対してないように入れてる。顔に表情を出したり、その人の人間としての
味わいを出す為に入れる。『シワは味』になるように線を引こう。
映画:この作品だけに限ったものではないのですが、伊丹十三監督作は
主演の宮本信子にイラっとしてしまいます。


波多野さんの眉をどう描いたか再現するために、とも思いましたが、
個人的にこっちの方が気に入った。
今週の一枚
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プロ似顔絵師ポリスケの『にがおえやさん』
posted by にがおえやさん at 17:23| Comment(0) | らくがきにがおえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月29日

2019/4/22-28らくがき似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


4/23『異国物語ヒマラヤの魔王 完結日月篇』田代百合子(小萩)
*前にも描いてる人ですが、前回はあまりにも情報がなかった(=まともに
写ってない)ので描いた。のだが今回も相当残念なものとなっております。
悪意のある目の描き方をしてますが、それが不快なだけになっている。
不細工な顔やパーツと感じたとしても、悪意を持って描こうとしていないのであれば
愛嬌のある描き方をしなければならない、と思っている。
そう考えているのにこんな絵を描いてるのですから、、、ちょっと悪意が入っていたって
ことですね。なんでなのか憶えていませんが、田代さんには失礼でした。申し訳ございません。
映画:秘宝争奪ジャリ時代劇モノ完結篇。秘宝自体はほとんどどうでもよく、
主人公の成り上がりストーリーで終わった。


4/24『隼の魔王』天野脩次郎(樫村アナウンサー)
*眼鏡。モデルが実際かけているメガネの形や色に拘る人がいますが、
その人がそのメガネを含めたキャラクター性を売りにしている
訳では無い場合(=ほとんどの一般人)は、労力の無駄。
メガネかけてるの分かればいい、程度に描けば充分です。
それどころか、その考え方は見たままを描こうとしている訳ですから
よく無いことです。見たままを写す仕事は写真に任せたらいいのです。
映画:片岡千恵蔵主演多羅尾伴内シリーズの一本。
もう妄想を語ってるだけでは?な推理がビシバシ的中するチエゾー多羅尾は本当にすごい。


4/25『復讐の七仮面』安宅淳子(今大路敦子)
*人間の顔は左右非対称であるのはご存知の通りで、加齢や性格などで
またその非対称性に拍車がかかる顔もある。中でも目立つのは左右の目の
配置の高さが違う顔。政治風刺似顔絵でワルモノ代議士とか描く
=悪意ある絵を描くのに誇張したりする。そうで無い場合。悪意を入れる気がない、
特に対人客商売似顔絵の場合は、逆にその情報は省略してしまう、つまり
左右高さ対象で描く選択はあり。それでも非対称に描きたい(描かざるを得ない)
場合は、まっ正面顔でなくやや横向きに描くと良いでしょう。
映画:チエゾー多羅尾シリーズ第8弾。売りの七変化変装、今回登場は気狂い軍国老人。
現代映画では再現不可能なキャラで注目です。


4/26『悪名幟』南条新太郎(村井)
*なかなか雰囲気は出てる絵なのですが、相当な数の映画にでてらっしゃった役者さんなのに、
おそらくググってもそのお顔は何故かヒットしないと思います。
よって私の描いたものがにてるかどうかの判断は出来ず、見るべきものは
その記号化の仕方などとなります。
ま、そんなこと言ったらここに描かれているものほとんどがそんなことに
なっちゃってると思いますが、、、。
映画:悪名シリーズ10作目。マンネリ化が始まり辛くなってきたシリーズですが
今作は原点回帰の快作。シリーズ踏みとどまりました。


4/27『喜劇セックス攻防戦』吉田まゆみ(五代和枝)
*小さな目を化粧で大きく見せてる目。そんなこと見抜かれて描かれるなんて
たまったもんじゃない、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
こちらも仕事なので。
モノは小さいけど大きく描く訳ですね。瞼内=小さい 瞼外=大きい。
目というパーツそのものは小さく描いてアイシャドウやまつ毛を大きく描くこと。
こう描くとごくごく簡単な当たり前のことですが、なかなか理解して描けてる人
見ません。気付いてないのか、それをどう描いていいのかわからないのか、
パーツの描き方の引き出しが少ないからでしょうか。
映画:いつもの東映エロ下品映画って思って観てみたら、これが想像以上に
下品かつ馬鹿。その開き直りっぷりに感動した。


4/28『宇宙人王さんとの遭遇』フランチェスカ・クティカ(ガイア)
*どこか1点に眼目を絞って印象化した描き方。そういうテクニックはあります。
しかしそれは「それしか(どう描いたらいいのか)わからなかったから」ではなく、
「色々(特徴が)ある中で敢えてここに絞った」ではないと駄目。
仮に「わからなかったから」描き方で1回それで成功したとしてもそれは偶然でしかなく、
二度目以降は通用しない。イタイ絵になっていることと思います。
くどくど書きましたが、では私の描いたこの人の絵、ってことですが
これがただ単に、なんか困ってる顔のねーちゃん、のイラストになっちゃってますけど。
実にイタイ絵ですな...。
映画:まさに、ちょっとしたアイデアあったんで撮ってみました、な映画。
ネタに比して映画では長尺すぎます。10分くらいのコントでやればよかったのでは。


今週の一枚
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プロ似顔絵師ポリスケの『にがおえやさん』
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2019年04月22日

2019/4/15-21らくがきにがおえ解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


4/16『片目の魔王』清水一郎(古川)
*下書きをしないで描く。一連のらくがき似顔絵だけでなく、
対面客商売似顔絵、いわゆる似顔絵コーナーでもそうしている描き方。
対象を正確に線を引く、点については下書きしたものには敵わない
しかし線の走りは勝ると思う。その利点を活かした絵を描くことに
努めようとしてて、このらくがきにがおえもなるべくそうしようかな
ってこと思ってる次第ですが、ここに描かれてるのは一年前に描いているものが
アップされてるので、反映されるのは一年後ってことになりますが、、、。
映画:片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズ5作目。幼い実娘の植木知恵も出てますが
実に芸達者。デビューしたての千原しのぶより演技うまい。


4/17『恐怖』スーザン・ストラスバーグ(今作のヒロイン)
*見るからに精神不安定そうな顔。な、印象を絵にするには、不思議なことに
見たまま描いてもその絵を見るものにはそれが伝わらないもの。
ではどうするのか、見たままを描くのではなく感じたことを描くってことですね。それが似顔絵。
映画:この映画ほど「ネタバレ厳禁」なものはないんじゃないのでしょうか。
予備知識なく観よう。


4/18『ヒマラヤの魔王 双竜篇』吉野登洋子??(朱実)
*またまた小さい役の人を描いてみたらキャスティング名に「吉野登洋子」。
以前に吉野さんは「恋風道中」なる映画のとき描いているはずだと自分の絵を見てみると
どうみたって別人。キャスティング役者の名前違いがそのまま現代にも
残ってしまっているためでしょう。恋風かヒマラヤかどちらが吉野さんなのでしょうか?
(又は両方とも違う)そんなことばかり気になって、絵はどうでもいい気がしてきました。
映画:秘宝争奪ジャリ時代劇の続編。反戦メッセージがたっぷり。


4/19『大反撃』アストリッド・ヒーレン(テレーズ)
*うーん。なんか残念なことになってるのは、目の印象化をしているものの
それで伝わってくるのか、とゆーと何を言いたいのか伝わらないところが致命的。
意地悪そうな目とも取れる目になってるが、意思のないような茫洋な目とは伝わってこない。
どうゆう印象化にしようか、に考えが偏ってしまって肝心な元々のことを
描いているうちに忘れてしまったんでしょう。馬鹿か。
映画:ファンタジー&バイオレンスな不思議な戦争映画。


4/20『プレイタイム』バーバラ・デネック(バーバラ)
*これも失敗作。しかもこれは殆ど写実で工夫がないから救いようがない。
映画内の1シーンをそのまま絵にしただけで、映画内でそのキャラをどう
感じたのかも伝わらなく、写実故の余計な線も入れて老けすぎてる。どうしようもない愚作。
映画:壮大なスケールの大傑作喜劇映画。


4/21『イカサマ貴婦人とうぬぼれ詐欺師』ジョージ・シーガル(ダートウォーター)
*額の皺。相当な本数があり且つそれが個性となっている以外の、単なる加齢での
額のシワは1本線を引けば充分。実際見えているシワの本数を数えてその数だけ描くのは
似顔絵でもなんでもありません。
この映画でのジョージさんはそんなに年寄りでもないのに、かなりの額のシワの持ち主で
且つそれが味となっている。よって2本引いた。実際は5〜6本ありますけどね。
3本引いても良かったかな、ですが、迷う時は引かない方がいいでしょう。
映画:ゴールディ・ホーン主演喜劇。キュートなGホーンさえ出しときゃいいんだろ?
な作りではなくクスリとするセリフもちょこちょこ入ったりしてなかなか楽しい。


今週の一枚
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2019年04月15日

2019/4/8-14らくがき似顔絵解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


4/9『やくざ坊主』三木本賀代(お鶴)
*目。上瞼だけでなく下瞼線まで描く話はこないだ書きました。
上下線を円環するに飽き足りずなのか、目頭までキッチリ描くこと
さえある私の絵。写実に(見たまま)描いてるから、ではない。
「目頭を入れることで表情が出せる」と察知した時に入れている(はず)。
ではそう言う目の人はどんな目なの?と問われると、、、ちょっと
今は解らないです。察知=感覚で入れているだけでしたね正直。
分析すれば解らなくは無い気もしますが、今言えることは目頭を描くことで
似せられるのならば全く入れることに躊躇はしないこと。
映画:大映の看板スターだった勝新太郎主演映画。で、内容はカツシン主演
シリーズの「座頭市」と「兵隊やくざ」を足して割ったようなカンジと
言うと乱暴か。


4/10『ストリートファイター』ストローザー・マーティン(ポー)
*この絵をよく見ると左右の黒目が左右非対称。黒目のサイズではなく
虹彩・瞳孔の描き方を変えてある。私がやるテクニック、とゆーか小細工の
一つ。左右対称にすると「主張が強すぎる」と思った時にそう描く。
描いてる途中でそう判断することが多い。コレも感覚といえば感覚。
映画:チャールズ・ブロンソン&ジェームズ・コバーン共演作ってだけでも
漢(おとこ)臭さ全開ですが、日本語吹き替え版では声が
ブロンソン=大塚周夫(石川五エ門)&コバーン=小林清志(次元大介)
と更に素晴らしくなりますのでオススメです。


4/11『デビルマン』冨永愛(シレーヌ)
*有名ファッションモデルな方ですが、ファッションモデルのポーズって
格好良さと馬鹿さが紙一重な気もします。その馬鹿さとはまた全然別で、
この映画は本当久々に観た馬鹿映画。冨永さんのカッコも申し訳ないですが相当馬鹿。
悪意ある絵にしてある(せざるを得ない)のだが映画の馬鹿さには及ばず。
「絵が本人に負けてる」とよく書いてますが、今回は馬鹿さで絵が負けてます。
映画:観ないと伝えようが無い酷作なのですが、しかしだからこそ観ることは勧めません。


4/12『どら平太』津嘉山正種(佐藤帯刀)
*「溶解顔」のおじさん。妖怪では無い。なんと言うか、
溶けている途中の顔、と言ったらいいのか(よくは無いか)。
実に描きたくなる顔の俳優さんですが、今作では時代劇の頑なで地味な上級侍役。
そのとろけるカンジとは無縁の厳しい表情(&出番少ない)ばかりで、
その味わいを描けず残念。そのためで描く気もなかったのか駄作絵。
映画:個人的にはコミカルなシーンが多すぎたと思う。


4/13『勲章』東恵美子(小松浅子)
*役も役者本人もズバリ「意地悪美人」。えーと、東さんは意地悪ではなくて
顔が意地悪そうって言ってるだけです。全くフォローになってませんが。
「何勝手に決めてんだ」って言われるかもしれませんが、
何かを目標にしなければ絵は描けません。何を描きたいのかってこと。
似顔絵は人を描くのですから、その人の『何を描きたいのか』が明確でなければならない。
描者が、何を描きたい、何を訴えたいか、とは「被描者から何を感じたのか」
からしかない。逆を言うと何も感じなかったら描く必要がない、又は描く意味がない。
映画:松竹ペーソス喜劇もの、にしてはもっさくて暗く、ラストはどーしようもなく陰鬱。
俳優座の制作で松竹が配給したようだ。なるほど。


今週の一枚
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2019年04月08日

2019/4/1-7らくがきにがおえ解説

ぽりすけのらくがき似顔絵解説。
最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。

映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)


4/2『バーバレラ』ミロ・オーシャ(デュランデュラン)
*描いた絵は、面白くもなんともない酷い、やる気がない絵。
な癖にこんなこと言う権利もないのですが、、、。
このミロさんは相当な眉毛の持ち主。ま、当然そこを誇張するのが簡単な
似顔絵の描き方で、それも間違ってはいない、のですが、
ある一箇所を強調する『誇張』だけで終わってしまっては駄目。
『省略』があってこその誇張。
私の描いたのにはどちらも入ってませんけど、、、。
映画:ジェーン・フォンダ主演のセクシーSFヘンテコ映画、ってことで
一部に有名ですがJフォンダより男のジョン・フィリップ・ローの方がセクシー。


4/3『追跡』ロス・マーティン(リンチ)
*老婆と思われていた人間が実は男で、それこそが姿を見せぬ犯人が初めて顔を
現した、そのアップの瞬間。の、ショッキングなシーンを敢えて描いて見た。
どう描いたって本物の映像には勝てないのに。
「こっちのシーンを描いておけば楽」なことは承知だが敢えて挑んでみる姿勢が大事。
結果の出来だけを考えていてはいけない。
自分が描き慣れている自分にとって都合の良い表情やポーズばかり描いていては
上達しません。
映画:タイトルは地味すぎますが、サスペンスにミステリーにアクションに、
色んな要素がてんこ盛りの傑作。


4/4『バニー・レークは行方不明』スキー・アップルビー?(バニー・レーク)
*(これ以上ないネタバレなのですが)誰がこの役をやってるのかよくわからなかったので
役者名が怪しいのですが、タイトルのバニー役をやってた子供を描いた。
子供と一口で言っても私の中では3つに分かれる。ざっくりと
乳児(生まれたて〜1年未満〜人によっては1歳過ぎあたりまで)
幼児(1・2歳〜幼稚園、人によっては小学生低学年あたりまで)
子供(小学生低学年〜ハイティーン〜人によっては大学生あたりまで)
で意識を変えて描き分けてます。
映画:この映画のポスターとオープニングタイトル仕事は大御所のソール・バス。
バス仕事史上でも最高の出来ではないでしょうか。


4/5『異国物語ヒマラヤの魔王』六条奈美子(秋乃)
*黒目だけにして目を描いてある。
黒だけだと怖いのでハイライトを入れた方がいいんだけど、
笑い目である場合や小さい目の場合は黒だけでもok。
映画:秘宝争奪ものジャリ向け時代劇。この手のものにしては
主人公が二人なのは珍しい。


4/6『民謡の旅 秋田おばこ』小桜京子(桃子)
*目を描くのに、上瞼線しか引かない人が圧倒的に多いですが、
私はなるべく上下瞼線ともに引く。しかも上下線をくっ付けて
完全に目玉な描き方をする。しかし時には上下線を引くが、
線を付けず=円環させないで引くこともある。
ただなんとなくではなく理由がある。
円環させると目が強くなりすぎると思ったらくっ付けずに引く。
映画:美空ひばり主演の観光映画シリーズ。
観光映画=その昔、外国どころか国内旅行でも贅沢な時代、
映画のスクリーンで地方の風景や時物を観るのも
映画の楽しみの一つだった時代の、今では考えられない映画ジャンル。


今週の一枚
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プロ似顔絵師ポリスケの『にがおえやさん』
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