最近はなるべく似顔絵の描き方などについても書くようにしてます。
映画タイトルは『 』内。続いて演じた人名。( )内が役名。
*後は似顔絵の解説。たまに映画の感想も。
(俳優、役者、タレント、有名人、無名人など人名すべて敬称略)
1/22『ブルークリスマス』新井春美(高松夕子)
*「似せるだけならパーツの形と配置さえ合ってれば似る」
とよく言うのですが。この『形』の中には大小も含んでいるんですが、
(自分も含めて)うかと大小は忘れがち。
似せるのには『パーツの形と配置と大きさ』と最近は言うようにしてます。
映画:面白いアイデアのSF映画。なのですが、そーゆー作品に合わせるためか、
普段の岡本喜八のキハチタッチは弱くなってる。
1/23『燃える昆虫軍団』ブラッドフォード・ディルマン(ジム)
*映画の前半と後半で全くキャラが変わってしまう役者さんを
描いたのですが、相当キテる後半のキャラで描いたところ、
完全に絵が負けてる。その上線も汚い。いいとこ無し。
映画:タイトルはバカですが中身は真面目。
1/25『新やじきた道中』上田寛(伝助)
*これまた汚い線。特に髪が酷い。髪の毛を描くと言えば、
髪型が難しいとか若い人から相談受けたりしますが、
「髪型なんてどうでもいい」と答えます。
独特の、または固有の髪型を売りにしてる芸能人とかでなければ
特に気にする事は無い。どころか髪型に拘わるのはマイナス。
髪など風吹けば変わる。帽子かぶれば見えなくなる。
髪型に拘るのは写実に捉えている証拠で似顔絵の真髄を解ってない。
映画:前半はドタバタ弥次喜多旅もので後半お化け屋敷的な
展開に突然なり、ちょっとついていけないところが。
1/26『紫右京之介 逆一文字斬り』渡辺美佐子(紫苑の局)
*着色するなら1色だけ、ってことにしてるこの一連のラクガキ。
この絵で色をつけたのは簪(カンザシ)を黄色くしてる。
何で??と自分でも意味がわからない。全く意味がない、どころか
この簪が重要な何かと思ってしまう。勿論全然そんなことないのに。
魔が差したとしか思えん。
皆さんも、色をつけるなら意味のある着色をしないと
こんなことになるのでこれを他山の石としてください。
映画:すっかり時代劇が廃れた1964年に、大河連続シリーズ化する気
満々で放たれた紫右京之介シリーズ。今2作目にして終了。
1/27『悪名一番』島田洋之介(預金者)
*ゴツイ人を現す。普通の人なら顔を描いて首を描いて肩を描く。
首が顔と体を繋いでいる描き方になりますが、
ゴツさを出すには顔と肩をくっ付けて描きます。
映画:困っている貧乏人のために正義の活躍をするカツシン&田宮。
すっかり便利屋バディシリーズものとなりました。
1/29『兵隊やくざ 強奪』平田守(郭)
*映画上ではなかなか美味しいキャラの脇役。役者さんも脇役として
美味しい顔つき。絵が負ける要素いっぱいです。で、出来はとゆーと
うーん。なかなか微妙。
映画:もうマンネリにもほどがあるこの映画シリーズ。第8作目にして
赤ん坊とゆー強力な新キャラを登場させることでしつこくシリーズ
継続を狙いましたが...。
1/30『三匹の牝蜂』林真一郎(義夫)
*似顔絵っつーより(下手な)マンガの1コマですか?な絵。
似顔絵とゆーより、映画で映ったその人物をマンガ化しただけですなコレ。
何でこんな絵描いたのでしょうか私は。病気してたか??
今週は本当に酷いものが多いが、駄作以下と言うより、もはやこれは似顔絵と言ってはいけない
ものとなっております、、、。
映画:脚本家の鳥居元宏。監督したのは3本だけだが、どれも傑作快作。
どーしよーもないのばかりな今週からの一枚。

プロ似顔絵師ポリスケの『にがおえやさん』